学校を設計した松尾さん
チョコレートスクールを設計してくださった松尾さん。今後インタビュー形式で、チョコレートスクールへの思いを伺います。
小学校教室
1年生から6年生までの6つの教室があります。雨の日でも、風が強い日でも、授業を行うことができます。
幼稚園教室
年中、年長の2つの教室があります。幼稚園生の教室はいつも賑やかなので、小学校の子どもたちが集中して勉強できるよう、幼稚園とは離れたブロックにつくられています。
職員室
先生たちのための部屋。職員会議をしたり、授業のための準備をしたり、大切な教材や資料の保管にも使う場所です。
パソコン室
今ガーナでは、ICT教育に力を入れています。しかし、田舎の学校ではパソコンが1台もなかったり、あっても壊れていたりして使えないことがほとんどです。パソコンのスキルを身につけることで大人から子供まで世界が大きく広がります。
スタッフ住居
アブイチタ村には先生たちが住める場所がありません。交通の便の悪いこの地域では、予定通りに授業を進めていくことはとても難しいです。先生たちが平日この寄宿舎に滞在することで、授業のための時間を確保し、より良い教育を行うことができるようになります。
食堂
ガーナではまだめずらしい給食制度を導入し、子どもたちが授業の合間に食事をする場になります。お金を持って来られるわずかな子どもたちだけ、食べ物を売りに来るおばちゃんたちから買って食べることができますが、ほとんどの子どもたちは午後の授業が終わるまでお昼ごはんを我慢しています。
テラス
子どもたちだけでなく、コミュニティの人々みんなのための場所です。集会を開いたり、セミナーやワークショップを行ったりすることもでき、村内に7つある各コミュニティ同士の交流の場にもなります。
トイレ
長く清潔に使い続けられるトイレを設置し、学校の衛生環境を守ります。トイレをきちんと使うことで、病気の事や、衛生について考えるきっかけにもなります。
グラウンド
ガーナでは、大人も子どももサッカーが大好きです。安心して走り回れる平らなグラウンドで、子どもたちはただ楽しむだけではなく、サッカーを通して多くの事を学びます。
カカオの木
日本の私たちにとって、ガーナといえば、“チョコレート”。学校の敷地内で、その原料となるカカオの栽培に挑戦中。
マンゴーの木
学校のシンボルツリー。どんなに強い嵐でも、マンゴーの木は倒れません。ボルタ地方のマンゴーシーズンは、この新しい学校が開校予定の4月。アブイチタ村の子どもたちもマンゴーが大好きです。